2025.12.31(水)
吹き抜け空間は暑い?快適にする冷暖房・断熱設計のコツ
開放的で家全体のつながりを感じられる吹き抜けは人気の間取りですが、「暑さが気になる」と悩む方も多い空間です。性能向上した住宅設計の視点から、快適に過ごすための工夫をわかりやすく紹介します。
吹き抜けが暑いと言われる理由

吹き抜けは大きな空間であるがゆえに、日差しが入りやすく暖かい空気が上昇しやすい特性を持っています。しかしこれは欠点というより「空間の性質」です。現在の高断熱・高気密住宅では、適切な設計と素材選びによって暑さ対策を十分に行うことが可能です。
採光バランスと配置の工夫
南側に吹き抜けを設けると冬は日射を効率的に取り込めますが、夏は遮熱対策が必要です。一方で北側の吹き抜けは、やわらかな光を取り入れやすく比較的安定した採光を得られます。高窓(ハイサイドライト)との組み合わせも、プライバシーを保ちながら光を確保する効果的な方法です。
断熱・遮熱性能のポイント
吹き抜け空間を快適にするには、窓や天井の断熱・遮熱性能をしっかり確保することが重要です。具体的には、樹脂サッシとLow-E複層ガラスの採用や屋根・天井の断熱強化が基本になります。また、外付けのシェードやブラインドを活用することで日差しをコントロールし、室内の温度上昇を抑えることもできます。
冷暖房効率を高める工夫
吹き抜けは空調効率が悪いと感じられがちですが、工夫次第で快適性を高められます。シーリングファンで空気を循環させたり、空間に合った能力のエアコンを選ぶことは基本的な対策です。また、全館空調や床下エアコンを採用することで、広い空間でも温度差を抑えながら効率よく冷暖房を行うことができます。
設計の視点で魅力を引き出す
吹き抜けを活かすためには、光と風の動きを意識した配置や生活動線との連携も大切です。視線の抜けや階段位置の工夫によって、開放感と心地よさを両立させることができます。断熱・空調設計と合わせたトータルなプランニングで、暮らしやすい吹き抜けの住まいを目指しましょう。
もっと詳細を知りたい方はSBSマイホームセンターのサイトで御覧ください。
こちらに掲載の記事は、SBSマイホームセンター公式サイト内のWebコラム「Pick UP MYHOME」に掲載された記事を抜粋したものです。