住まいのコラム

2024/04/12

  • お役立ち情報

物件概要書を理解する:建物を建てるための基本情報について

土地探しにおいて、物件概要書は重要な情報源と前回のコラムでもお伝えしました。
今回はその中でも、基本的な部分についての見方とポイントをお伝えしていきます。

1)所在地の確認

  • 住所と地番    :物件の正確な位置を把握するために必要です。
                             地番は土地登記に使われるため、法的な取引において正確性が求められます 。
               ※登記簿謄本を確認することは土地探しにおいては、基本になります。
              ➡登記簿謄本の見方について(今後、公開予定)            登記が必要な事項 
    Googleマップの活用:実際に現地を訪れる前に、Googleマップを利用して土地の周辺環境やアクセスを調査します。
              マップ上で物件をリスト化しておくことで、複数の物件を効率的に比較・検討できます。
              ※見た場所をマップでリスト化すると後で見返すときに便利です          Googleマップ

      2)面積と形状を確認する

      • 土地の広さ   :土地の広さは、建築計画や設計の自由度を大きく左右します。
                 物件概要書に記載されている面積を基に、必要な建物サイズが実現可能か評価します。
      • 土地の形    :土地の形状は、建築の設計や建物の配置に影響を与えるため、特異な形状の場合は設計の工夫が必要です。
                 一方で変形地を上手に活用することで、土地のコストを抑えたり建物に変化をつけやすくすることも可能です。
                <ポイント>
                 ※変形地の活用方法について知る(今後アップ予定)

      3)道路について確認をする

       物件がどのタイプの道路に面しているかは、アプローチや建築に関する規制に影響します。
      (間口)の長さも重要で、これによって建築できる建物の大きさが決まることがあります。

      4)地形について確認をする

      土地の状態を確認することは、安全で快適な住環境を実現するために重要です。

      • 土地の高低差は基礎工事の難易度やコストに影響します。
        擁壁の有無は、土地の安定性と追加工事の必要性がありますので、事前に十分検討しましょう。

      5)日当たりについて確認をする

      十分な日照が得られるかは、居住の快適さに直結します。周辺の高い建物による影響も確認し、日照権の問題がないか検討します。

      6)周辺環境について確認をする

      生活の利便性を左右する要素であり、家族構成やライフスタイルによって重要視すべきポイントが異なります。

      7)用途地域について確認をする

      建物の大きさや高さ、用途などの建築条件を制限します。用途地域によって、住宅専用地域、商業地域などの規制が異なり、計画に大きく影響します。

       

      <まとめ>
      土地探しは、情報収集が重要です。物件概要書は、土地の情報を知るための重要な資料です。
      物件概要書をしっかりと読み解き、その他の情報も確認しながら、理想の土地を見つけましょう。。

      それぞれの項目についてポイントを解説しているコラムも併せてみて頂くと理解が早まると思います。

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