マイホームを購入する際、多くの人が住宅ローンを利用しています。
ローン返済のなかには毎月の支払いだけではなく、「ボーナス払い」という返済方法を選択できることをご存じでしょうか。
ボーナス払いは毎月の返済額を軽減できる一方で、一定のリスクを伴うため、慎重な判断が求められます。
本記事では、注文住宅の住宅ローンにおけるボーナス払いの仕組みやメリット・デメリット、注意点について解説します。
注文住宅の住宅ローンにおけるボーナス払いとは?
ボーナス払いは住宅ローンの返済方式のひとつで、毎月の返済に加えてボーナス時期にまとまった金額を返済する方法です。
この仕組みを利用することで、毎月の負担を軽減することができます。
一般的に、ボーナス払いの割合は、ローン全体のうち30%など一定の割合をボーナス払いに設定できます。
ただし、ボーナスの支給額は会社の業績などによって変動する可能性があるため、安定した返済計画が重要です。
そのため、ボーナス払いを実施する際は、事前にシミュレーションで確認しておく必要があります。
ボーナス払いのメリット
こちらでは、ボーナス払いのメリットをご紹介します。
毎月の返済額を軽減できる
住宅ローンの大部分を毎月の返済に充てるのではなく、ボーナス時にまとめて支払うことで、月々の家計の負担を抑えられます。
月々の負担が減少することで生活に少し余裕ができるほか、教育費などの支出を管理しやすくなります。
進学や習い事など将来的に必要となる費用を毎月貯蓄できるようになる点は、ボーナス払いのメリットといえるでしょう。
高額な物件の購入がしやすくなる
立地条件が良かったり、敷地面積が広かったりといった物件は高額な傾向にあり、毎月の返済額も高くなります。
ボーナス払いを活用することで、毎月の負担を抑えつつ、より理想に近い注文住宅を購入しやすくなるのです。
もちろん、価格が抑えられている土地を購入した場合は毎月の費用負担が減少する点もメリットといえます。
早期返済の可能性が高まる
ボーナスを利用して返済することで元本の減少が早まり、結果的に利息負担を軽減することにつながる可能性があります。
「将来何が起こるかわからないから、早めに完済したい」という人にとって、ボーナス払いは有効な手段となるのです。
病気やケガなどで収入が途絶えてしまっても、早期返済を行っておくことで生活を圧迫するリスクを最小限に抑えられます。
ボーナス払いのデメリット
一方で、ボーナス払いには以下のようなデメリットもあります。
ボーナスが減るリスクがある
ボーナスは会社の業績や景気によって左右されるため、期待通りの支給額が確保できない可能性があります。
ボーナスが減額された場合、住宅ローンの返済計画が崩れるリスクがあるため注意が必要です。
総支払額が増える可能性がある
ボーナス払いを設定すると、ボーナス月の返済額が大きくなり、結果的に支払う利息の総額が増えることがあります。
毎月均等に返済するよりもトータルコストが高くなるケースも考えられるため、事前にシミュレーションを行うことが重要です。
生活費に影響を与える可能性がある
ボーナスを住宅ローンの返済に充てると、その他の用途(旅行や大きな買い物など)に使える余裕が少なくなります。
急な出費に対応するための貯蓄が不足しないよう、計画的に資金を管理する必要がある点には注意が必要です。
ボーナス払いで押さえておくべきポイント
ボーナス払いを検討する際には、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
無理のない割合で設定する
ボーナス払いの割合を高く設定しすぎると、万が一ボーナスが減少した際に返済が困難になります。
場合によってはボーナス払いの割合を0%にするなど、安定した支給額を考慮して無理のない範囲で設定しましょう。
ボーナスが減少した場合の対応策を考えておく
ボーナスが減額された際に、家計への影響を最小限に抑えるため、一定額の貯蓄を確保しておくことが重要です。
「ボーナスは支払われて当たり前」と考えるのではなく、支給されなかった場合も考慮しておきましょう。
住宅ローンの金利タイプを確認する
住宅ローンには固定金利と変動金利があり、どちらを選択するかによってボーナス払いの影響が異なります。
変動金利の場合は将来的な金利上昇のリスクを考慮し、シミュレーションなどを用いて慎重に判断しましょう。
おわりに
本記事では、注文住宅のボーナス払いについて解説しました。
ボーナス払いは住宅ローンの返済方式のひとつで、毎月の返済に加えてボーナス時期にまとまった金額を返済する方法です。
毎月の返済額を軽減できる、高額な物件の購入がしやすくなる、早期返済の可能性が高まるといったメリットを得られます。
一方、ボーナスが減るリスクがある、総支払額が増える可能性がある、生活費に影響を与える可能性がある点には注意しましょう。
このようなリスクを避けるため、利用前に無理のない割合で設定する、ボーナスが減少した場合の対応策を考えておく、住宅ローンの金利タイプを確認することが重要です。
安定してボーナスが支給される可能性が高く、早くローンを完済したい人はボーナス払いを検討してはいかがでしょうか。