土地探しにおいて、物件概要書は重要な情報源です。
しかし、専門用語が多く、内容を理解するのが難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
一見すると難解で、何をどのように見ればいいのか迷ってしまうことも多いでしょう。
物件概要書を紐解くためのポイントをわかりやすく解説します。
1)物件概要書について
土地の物件概要書は、土地を購入する上で、売主・不動産会社(仲介)・買主をつなぐ情報です。
価格や場所等に目が行きがちですが、他にも大事な情報が多く含まれています。
それぞれの項目を理解して進めることが大切です。
物件概要書に共通している項目は、・所在・面積・価格・交通アクセス・現況・引き渡し予定・取引態様は
記載されています。それに加えて様々な情報が記載されていますので、いくつかに分けてみていくと
整理がしやすくなるかと思います。
2)建物を建てるための基本的な情報を確認する
土地の購入が住宅建築という視点で見ていきます。
- 所在地 :住所、地番や地図等を見て確認することが必要です。
Googleマップを活用する
※見た場所をマップでリスト化すると後で見返すときに便利です - 面積 :土地の広さ
- 形状 :土地の形
- 道路状況 :公道・私道
- 地形 :高低差、擁壁の有無
- 日当たり :日照時間、周辺建物の影響
- 周辺環境 :駅、学校、商業施設、公園などの距離
- 用途地域 :建ぺい率、容積率などの建築条件
3)インフラ状況について確認する
日常生活を送る上で欠かせない水道、ガス、電気、通信などの設備のことを指します。
土地探しにおいて、これらのインフラ・ライフラインが整っているかどうかを確認することは、快適な暮らしを実現するために重要です。
- 上水道 :本管接続状況、水圧
- 下水道 :接続状況、処理方式
- ガス :都市ガス、プロパンガス
- 電気 :電力会社、電柱の有無
- テレビ :共聴アンテナ等がある場合もあります。
- インターネット :竣工後、引き込みに時間を要す場合やエリア外もあります。
4)土地の現況を確認する
土地の状態を確認することは、安全で快適な住環境を実現するために重要です。
- 地盤 :地盤調査の結果、液状化リスク
- 地目 :現状と用途地域の整合性
- 境界 :測量図、境界確定状況
- 既存建物の有無 :解体費用
- 埋設物 :電柱、ガス管などの有無
- 造成状況 :擁壁、盛土などの有無
5)法令について理解をする
法令には、建築基準法、都市計画法、民法など様々な種類があり、それぞれ土地の利用や建物の建築に関する規制を定めています。
- 建築基準法 :建ぺい率、容積率、道路斜線、日影規制など
- 都市計画区域 :用途地域、高さ制限、道路計画など
- その他 :民法、文化財保護法、景観条例、宅地建物取引業法など
5)取引についての情報を確認する
土地取引は、人生の中でも大きな買い物の一つです。そのため、しっかりと情報収集を行い、慎重に進めることが重要です。
- 権利関係:所有権、抵当権、賃借権
- 価格:土地代、仲介手数料
- 支払い方法:現金、ローン
- 税金・諸費用:固定資産税、都市計画税、印紙税
<まとめ>
土地探しは、情報収集が重要です。物件概要書は、土地の情報を知るための重要な資料です。
物件概要書をしっかりと読み解き、その他の情報も確認しながら、理想の土地を見つけましょう。。
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